静脈とイクラ

同人と鑑賞記録

推しの子を読み始めた

ウロコです。

最近ジャンプ+でいろいろ漫画を読んでいて、今は推しの子を追っています。
ちょっと前は青のフラッグ、SPY×FAMILY、怪獣8号を読んでました。(現在連載中の漫画は今も追ってます)

まだ4巻までしか読んでませんが、現段階で読みながら感じていることを書きます。

 

shonenjumpplus.com

 

「推しの子」なんていうタイトルなので、アイドルオタクがアイドル(推しの子)を応援する話なのかなーと思っていたら、まさかの主人公が「推しの子に転生する」という展開で、お前が推しの子なんかいという漫画です。

読者を飽きさせない2人のストーリー

転生した主人公には双子の妹が生まれるのですが、その子も前世では母であるアイドルを推していたアイドルオタクです。

双子がそれぞれ成長し高校生になると、彼と彼女の物語が始まります。

読んでいて思うのは、ストーリーラインの引き方と組み合わせ方が上手だな、ということですね。

めちゃくちゃネタバレになるのですが、物語冒頭で双子の母親であるアイドルが刺殺されます。それを基に

・双子の兄→犯人への復讐のために芸能界に入る
・双子の妹→死んだ母と同じアイドルになりたい

といったストーリーラインが双子それぞれで引かれていて、上手くこの二つを組み合わせながら読者が飽きないような構成になっています。
妹パートではアイドルを目指す少女を応援し、兄パートでは犯人を追う頭脳戦を楽しむ。そしてこの配分のバランスが絶妙。
一粒で二度美味しい漫画になっているわけです。すごい。

転生者ではカバーできない共感面を担当する有馬かな

双子は転生者かつ伝説的なアイドルである母の血を引いているのでスペックが高いので、いわゆる天才的な扱いを作中で受けます。
それだと読者が共感しきれないので、「有馬かな」という元天才子役のキャラクターが途中から登場します。

彼女は努力家ですが成長してからはなかなか芽が出ず、仕事のことで苦悩します。
そこがどこか浮世離れした双子と違って非常に生っぽく、読者が共感できるキャラクターとなっています。

読んでいて話の作り方が上手だな~と思った漫画でした。
続きが楽しみです。