青のフラッグを読み終えて
ウロコです。
少し前に青のフラッグが数巻分無料公開されていて、それを期に読み始め最近読み終えました。
連載当時にセクマイを扱った漫画がジャンプ+で掲載されてる、みたいな話は耳に挟んでいたのですが、手をつけていなかったのでこれを機に読んでみました。
随分強引な終わり方をしたな、というのが読んだ感想です。
パートナーシップ制度の話とかあの高校時代の後にどんなことがあったとか、そういった話は抜きにしてそれぞれが幸せになりました、という終わり方をしていて、それで良かったんか?という印象でした。
一方で太一はヘテロじゃなかったの?とか真澄ちゃんはその選択でよかったの?とか色々ありつつ、彼らは作中高校生だったわけで、大人になれば勿論価値観も思考も高校生からは大きく変わる訳で、そしてセクシュアリティもずっと固定されているものではなく、「まぁそういうものだよなぁ」と言ってしまえばそう言えるラストだったようにも思います。
それに最終回で太一がトーマのことをどう思っているのかは描かれていません。太一が恋愛感情をトーマに向けているのか、それともまた違った形でのパートナーシップを築いているのかはあの回だけでは分かりません。私はいわゆる恋愛関係とは違った関係になっているのではと思うのですが、どうなんでしょう。
私はラストの評価よりも、作中でこれだけセクマイの恋愛に向き合った漫画が2017年~2020年でジャンプ+に連載されていたことが重要だと思いますし、すごいなと思いました。